商業デザインは核づくりから

商業デザインは核づくりから

スーパーマニアックは創業から約23年、徹底的に商業にこだわり、クライアント利益、消費者ベネフィットに軸を置いて、スーパーマニアックが放つデザインというフィルターを通して、その解答に応えてきたつもりです。その成功の秘訣といえばオーバーですが、当社は巷のデザイナーがよく口にする「デザインの力」だけでここまで来たのではありません。デザインの力は確かに大きい。しかし、正直、それだけではクライアントの経済や、消費者ベネフィットを構築することは難しく、まずはクライアントの提供しようとしている商品やシステム、サービスなどの強みを発見し、その強みに焦点を当てて、さらにその焦点のどこにピントを絞り、尖らせるかを考え、そして、それに伴う消費者とのタッチポイントの構築と拡散手法などをクライアントと共に考える作業を繰り返し行うことが、何よりも重要で、そこが甘ければ全てが崩壊へと向かうと思うのです。また、ここで注意しなければいけないことは、クライアントが強みと思っていた事が決してそのまま強みとは限らない場合が多くあるということです。逆にクライアントが何でもないと思っていたことが、実は最大の強みだったりすることもあるのです。だからこそ最初のヒヤリングでクライアントのやりたい事を聞く際に、まずはやろうとしていることに対して、何が強みで何を絞るべきピントなのかをクライアントに寄り添い、一緒に考えていく必要があると思うのです。決してアピアランス(表層的)な話を聞いてわかったつもりですぐにデザインに入るのではなく、本質的な核となるクライアントの強みを話し合いにより導き出し、それをスーパーマニアック流に磨くという行為が重要だと私達は考えているのです。

また最後に初対面の方にもこのようなノウハウを惜しげもなく教えていただけるのはなぜですか?とよく聞かれることがありますが、確かに手法も大切ですが、まずは何より焦点の発見などは、皆が聞いただけですぐに出来るとは限らず、やはり、ビジネス感やセンスのようなものが必要だと感じているので、ここはスーパーマニアック流の発見の仕方の視座や視点にさらなるノウハウがあり、そこにこそ私達の価値があると思うのです。