戦い方

戦い方

僕達はその店舗がその地域において、今、どのポジションなのかをまずは知るように心掛けています。それはなぜかというと、地域におけるそのお店のポジションによって戦い方が変わるからです。その地域地域では、それぞれ地域1番店、2番店、3番店以下というポジションに大きくは分けることができます。1番店はその地域で圧倒的な知名度を誇り、場合によっては海外や他府県からもアクセスされる存在です。追随する2番店は、知らず知らずのうちに保守的になっている場合が多く現状維持に努める傾向にあります。3番店は資本面や人材面を理由に、中々チャレンジできないでいる場合があります。大きくはこの3つの分類に分けて、それぞれ戦い方を変えることを僕はやっています。
例えば1番店の場合は、1番店だから現状維持でいいのではなく、1番店は追われる立場であり、ベンチマークされる場合が多いので、競業他社から、サービスやデザインを真似されて気付けば差別化ができなくなり、じわりじわりと売り上げを落とす場合があるので。常に競業他社の動向を意識し、他社のやることに被せて超えていく必要性があると考えています。
2番店の場合は1番店に追随する形でその地位を保っていますが、地域だけではどうしてもマーケットが小さくなりがちなので、結果、地域1番店を目指す必要があります。そのためには1番店に勝つための戦略を考えると思われがちですが、そこに意識するのではなく、もっと世界に目を向けつつ、国内外で話題になるような視座が必要になるのです。その上で地域に目を向けることで勝てる戦略が生まれると考えています。
次に3番店以下のポジションを走っているところは挑戦しかありません。そこに存在するニッチな長所を見つけ出し、それらを徹底的に磨き挑戦的に発信していく。ここにしかないここでしか体験できない事柄に一極集中して挑むことをお勧めします。このようにまずは自身、自社が、今どのポジションなのかを正確に把握して、戦い方を変える必要があるのです。