ブランドはブランドとして育成しなければ ブランドにはならない。
ブランドはブランドとして育成していくという信念と気概が必要だ。
例えば、伝統工芸の竹籠も誰の作品で、どこでつくられたのか、またどんな歴史的背景が見え隠れしているのか、さらにどのように展示されるかでその竹籠の価値は決まってしまうでしょう。
もし、価値のわからない人によって、100円ショップに無造作に並べられてしまうと、それは100円の価値にしかならないでしょう。
例えば、伝統工芸の竹籠も誰の作品で、どこでつくられたのか、またどんな歴史的背景が見え隠れしているのか、さらにどのように展示されるかでその竹籠の価値は決まってしまうでしょう。
もし、価値のわからない人によって、100円ショップに無造作に並べられてしまうと、それは100円の価値にしかならないでしょう。
ブランドという作品や商品という有形の物の価値は、その作品や商品の背後に存在する無形の物語にこそ宿るものであり、そこに、いかに人の手を加えいくかだと思うのです。
要するに、物の価値は、人の知恵の価値(知価)や歴史的価値、文化的価値を耕作し、それらをどう表現するかで、その物自体の価値が決まるのです。
まずは、作り手や流通者が、その商品や作品をブランドとして認め、そのブランドをブランドとして育成していくという信念と気概の共通認識を持つことから始めるべきなのです。