僕の旅館やホテルの作り方

僕の旅館やホテルの作り方

旅館やホテルのデザインの依頼が多くなってきました。ありがたいことに自慢半分でお伝えすると、手がけた案件達が順調に売り上げを伸ばして頂いているおかげという背景があります。
お宿というものは、絶妙なバランスの上で成り立つ商売だと僕は考えているのですが、デザインだけよくても接客や価格のバランスが崩れていたり、体験価値が薄く、何の記憶にも残らないサービスの提供をしていたり、SNS戦略が不味くてアクセスが行き届かないために世間に知られないなど問題は様々てすが、とにかくその価格に見合ったデザインやデザインに見合ったサービスやサービスに見合った価格など、デザイン、体験価値、価格、アクセスなどの領域をバランスよく横断しつつ、お客様の思い出づくりに貢献できているかがお客様の顧客満足を作り上げることに繋がっているのですから。ただ、ここで注意していただきたいのは全てが満点を取る必要はなく、何かに特化して強みを見い出して、それを徹底的に磨きたおして、強みをつくりあげていくことです。全てにおいて満点を取る必要はありません。例えば、デザインと体験価値は満点に近づけるとしましょうか、その分、価格は高めになってしまうのですが、顧客からすれば少し高いけど…納得と言わしめたら合格ということです。僕達はこのように特化するポイントをクライアントと共に見い出していき、それをデザインによって磨くことが大切だと考えています。