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39. ブランド考

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2013-11-27update
「心をデザインする」ブランド構築についてのご依頼を受けることが多くなっている。
そもそも私達の仕事は店舗などの商環境をデザインすることイコールブランド構築とは切り離せない
関係に
あることは、間違いない。では、ブランドとは何かを考えた場合、私達はこう考える。
「ブランドとは、その企業の志や理念の形象化に他ならない」と。

社会に対して私たちはこうありたい、またはこうあるという「心の現れ」がブランドを構築していくのである。
こうあるという姿勢が言語化され、ビジュアル化されていくことで、人々に良質なイメージの伝達が始まる。
それが、ブランドではないだろうか?要するに存在理由の形象化なのだ。その企業やお店、商品の中に存在する
魂や想いの外在化こそブランド訴求なのだ。ただ近年のブランドの多くは残念なことにアピアランス(表層的)な
ものも多く、深耕してそのモノ
の真の存在理由を探求することなく、「新しさ」などを追い、ビジュアル先行で
作られた力ないブランドになっているものも多く見受けられる。結果そういったモノは、長続きすることなく
終わってしまう運命にある。ブランドはブランドとして育成するという気概がなければ、ブランドにならないのである。
その為には、その企業やお店、商品などブランドを形づくるものの「真の存在理由」と「向かうべき方向性」、
それに「未来へのビジョン(志)の耕し」が必要になるのではないだろうか?この「耕し」に今という時代性を取り込み、
形象化し、その際に、変えてはならないものと変えるべきものをしっかりと見極め、編集を繰り返すことで生まれる
言語やビジュアルイメージをしっかりと形づくること、それがビジュアルのアイデンティティとして形象化されるものが、
デザインなのだ。それは、空間デザイン、グラフィックデザインは勿論、人々の心の中に描くイメージすらデザインする
「共感デザイン」も含まれる。

こうありたい、こうあるという姿勢を貫き、それらにご理解、ご共感いただけるように「導く」こと。
それが僕たちがお手伝いする「ブランド構築」の形である。各業界で進む飽和化の嵐の中、

今後ますますブランドの在り方が、問われるとともに、その重要性が増していくことは間違いない。
それを企業戦略の柱に捉えて育成していくことが、今後の成長の鍵を握ることは言うまでもない。

39.

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2013-11-27update