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38. 温泉旅館

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2013-11-27update
温泉旅館は稼働率が命である。具体的には稼働率80%が成功ラインと言われている。
「稼働率80%」言葉では簡単に聞こえるかも知れないが、これが結構大変なのです。
常にシーズンに左右されることなく、平均稼働率80%を実現するためには、様々な取り組みが必要になります。
空間、人間、時間からなる「3つの間」を巧みに表現しなければならない。

そこを訪れたお客様の心の襞にそっと寄り添い、語らいかけ、そして身体的には勿論、「魂の再生」をもはかれる、
そんな真の「Re-SOUL」が求められるのが温泉旅館なのである。ResortではないResoulという崇高な考えのもと、
プロジェクトを進めていくべきなのである。
そこでまず、空間ではそこに漂う気配や空気感は勿論のこと、
その土地の土着性(バナキュラー)や生活文化性を気配として伝え、その土地ならではの物語を空間に詰め込む
作業が必要になる。
次に人間。人と人の間は接客業であれ、なんであれ大切なことは言うまでもありませんが、
間の合う、又は間の良い接客は人の心を和ませます。間の解らない人のことを間抜け(まぬけ)というように
人の間は私たちを表す言葉の「人間」としても使われる程大切なものであるのです。最後に時の間、時間ですが、
時間には密度が存在する。
密度の濃い時間を体験すると人はその時間を早く感じることは皆さんも経験済みでしょう。
お客様の時間をより密度の濃い、有意義な時間にしていただく為に、温泉旅館として何ができるのか、
そんな発想から旅館全体を見直していくところから始めるべきだと私は考えている。
これら3つの「間」がバランスよく存在することを、まずは構築すべきだと思うのです。
その上で、ネットをはじめとした広告や広報に力を入れることで、お客様に感動を与えられる隙のない
温泉旅館が生まれるのだと考えます。空間だけでも、料理や接客だけでもダメだと思うのです。
やはりトータルなバランスがその対価に見合う、
いやそれ以上の満足をご提供していくことで、
稼働率80%以上を実現できるお宿を構築することができるのではないでしょうか?

38. Onsen Hotel

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2013-11-27update