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37. 医院

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2013-11-27update
まず、僕は病院を病院と呼ぶのはあまり好きではありません。
端的に病院は病を直すところという意味では「病院」は正解ですが、病気自体が「病は気から」という
言葉があるように体だけの問題ではなく、
メンタルな面や生活環境もかなり左右していることを考えた場合、
病院の在り方も変わってくると思うのです。

どちらかというと英語の「HOSPITAL」に近いように思います。そんな言葉遊びはともかく、
今後の病院の在り方は確実に変わると思います。今後、病院に求められる要素として、
病を治すことは勿論、例えば、
そこに行けば弱った気を高められる「気院」的要素や様々な知識が培える
「知院」これは保険(健康を保つ)にもつながります。そして、心をケアしてくれる「心院」、
病を治す「病院」という4つの要素が
組合わさっていかなくてはならないと思うのです。

病院はあくまでも部分的な問題の呼び方を総称したもので、本来は総合的な視座で「HOSPITAL」を
考えていくことで、
様々なアイデアとサービスが生まれてくるはずです。実際にこれらを申し訳け適度に
実践しているところも出てきてはいますが、
まだまだというところが本音ではないでしょうか?
これらの総合的視座のもと、ホロニック(全体と部分の調和)な対応をしてくれるウェルネスな院があれば、
どれ程、素晴らしい事でしょう。
そこで、デザインを病院経営に上手く取り入れ、成功しているところも、
近年、増えてきています。
それはデザインという美を取り入れ、美の持つ要素のひとつである清潔感の演出を試み、
さらにそれが、心のケアにつながるという理由が多いのですが、僕は病院にデザインを取り入れる要素として、
もう少し踏み込んでみるべきだと思っています。
上記に示したように「気院」「知院」「心院」「病院」という4つの要素をしっかりと取り入れたデザインが、
必要だと思っているからです。
デザインで格好良く、スタイリッシュに魅せる事は容易いのですが、
そこに心、体、気、知のバランス回復を目的としたデザイン要素が必要だと思うのです。
今後、上記の大枠4つの要素は絶対的に必要になり、それらをスタイリッシュに、さらに、心のケアや、
大きくは保健につながる要素としてデザインがさらに必要とされていくと考えています。
ビジュアルから生まれる気配と気配り、さらにそこから生まれる安心と安らぎが病に良質に影響を与えていく、
またはそこに訪れたその家族や関係者にとっても安心と心地良さを感じていただける、そんな要素を考えていくことが、
今後の医院には必要とされるのではないでしょうか?

37.

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