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22. 裏の刺激

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2013-11-27update
物事には表と裏が存在する。
僕はどちらかというと裏に魅力を感んじずにはいられない。
表通りよりも裏通りであったり、物語もバックストーリーの方がおもしろかったりする。
裏には危うくも妖艶な色気が存在し、いい意味でも悪い意味でも表以上にしっかりした芯が、
根付いているように思うからだ。
また、裏に存在する刺激のひとつに「計り知れない何か」を感じるからかもしれない。
何事も裏は解りにくいから、そこに怖さや危うさを感じる。でも知りたい、見たいと思う好奇心が、
色気という形で現れる。
そこに魅力があるのではないだろうか。

男女の関係においてもそうであるように、最初は相手の全てを知りたがる。
しかし、いざ知ってしまえば、昔程、関心を示さなくなる。裏も同様で知ってしまえばという
ところはあるものの、
そこまで踏み込まない、または踏み込めない。だから興味が沸き、魅力を感じる。
そこに色気を感じるのかもしれない。

我々は、空間や店舗のデザインをしていく上で、色気は欠かせない要素のひとつなので、
色気とはを突き詰めていくと、
裏や影、暗、闇、謎なんかに行き着く。
これどうなっているのというところに、人は興味を持つし、
その秘密が解けないところに、
魅惑の誘いが存在したりする。
そういう仕掛けをいくつか空間に散りばめることで、色気ができる。
ただし、裏だけではできない。当然のことながら、表があって、裏があるのだから、
表を際立たせるための裏であるべきなのだ。表を際立たせたければ、裏を極めることである。
そうすれば、表がより際立つのである。

22. Stimulus of the back side

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2013-11-27update