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14. 間<MA>の創造

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2013-11-27update
私達は空間という「間」の像だけでなく、商環境を含めた「トータルな間」の創造をしていこうと思っている。
間とは、もともと柱と柱の間のことを指す言葉として用いられ、現在の日本を代表するコンセプト「間」に発展したと
考えられる。「人と人の間、これが人間であり、空の間が空間であり、時の間が時間」という言葉に表されるように、
いずれも絶妙なバランスと奥深い生活文化の上に成り立つ、日本社会では大変重要な部分を占める事柄である。

間とは、認識的事柄の上に成り立つ事象であるが、全員がこれを認識的に受け止めることができるわけではない。
また、間にも様々なチャンネルがあり、人ひとりを見ても、間のとり方が違うように千差の間が存在する。
どのチャンネルの間に合わせるかで文化の違いや情報の取り方が変わり、生活文化さえも変えてしまうのが、
「間」である。商環境とは、どのチャンネルの間を生活者や消費者、創費者に提案、供給できるかではないだろうか。
認識的に成り立つ極めて感性的しかもパーソナルな間を創造しうるかが、商環境の成否を分けると私達は考えている。

そこに存在するヴァナキュラーな事物や生活文化、歴史などのコンテクストを読み取り、オーナーやその会社の
オリジナリティという魂を入れ込み、独自の間を創造していくというコンストラクションが重要である。
そのためにも空間プランニングからプロジェクトを進めるのではなく「生活プランニング」からプロジェクトを
進めるというスタイルと過程が必要なのではないだろうか。

14. Creating “MA”

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2013-11-27update